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皆さんこんにちは!
合同会社コンノクリーンサービス、更新担当の中西です。
さて今回は
~確認事項~
ということで、今回は、現場経験のあるプロ目線で、訪問前~作業直前までのチェック事項を徹底的に深掘りしてご紹介します!
目次
ハウスクリーニング業は、ただ掃除をするだけではありません。
依頼者の大切な住空間に入る仕事であり、清潔感・安心感・信頼感のすべてを提供するサービス業です。
中でも、「作業前の事前確認」はトラブルを防ぎ、顧客満足度を高めるために非常に重要です。
まず基本中の基本ですが、ここでの聞き取りミスが後々のトラブルの種になります。
氏名・住所・電話番号の確認
クリーニング箇所の明確化(例:浴室1箇所+換気扇、など)
部屋の間取りと建物の構造(戸建てorマンション)
作業可能な日時、所要時間の見積り
駐車スペースの有無(近隣パーキングの費用負担も含む)
👉 Point: 電話やネット予約だけで判断せず、現地見積りや写真提供を求めると誤解が減ります。
現地の状態は依頼者の申告と違うことも多いため、目視での確認が必須です。
クリーニング対象の素材・劣化状況(カビ、水垢、焦げ、破損など)
電気・水道・ガスの使用可否
清掃用機器の搬入経路・作業スペース
高所作業が必要かどうか(脚立やロングポールの準備)
ペットの有無やアレルギー情報
👉 Point: たとえば浴室のエプロン内部や換気扇内部は、事前確認で汚れの度合いを把握しておくと、作業時間や追加料金の説明がスムーズになります。
住居内では、素材に合わない薬剤や工具が損傷の原因となることがあります。
フローリング → 強アルカリ洗剤NG、PH中性で対応
漆喰壁や無垢材 → 水拭き不可、乾拭き中心
ステンレス → クレンザーや金属ブラシNG
電解水・エコ洗剤など、環境配慮が求められることも
👉 Point: お子様やペットがいる家庭では、低刺激・無臭洗剤の使用希望があるケースも多いので、事前に確認しましょう。
ここがプロの分かれ道です。「この汚れは完全には落とせない可能性がある」「経年劣化による破損の恐れがある」など、リスクを事前に説明することが、信頼につながります。
落ちない汚れがある場合の説明と了承
破損・故障のリスクがある箇所(古い換気扇、焦げ付き天板など)
高所作業や水回りでの養生範囲の説明
追加料金が発生するケースの事前説明
👉 Point: 書面または口頭で了承を得ることで、「言った・言わない」問題を防げます。
ハウスクリーニングは「作業の質」だけでなく、近隣や共用部への配慮も評価対象です。
近隣に騒音が響かないか?(例:バキューム音やスチーム音)
共用廊下やエレベーターを汚さないよう養生を行っているか
タバコや香水、強い体臭など、作業員の身だしなみ
作業中の靴カバーや室内マットの使用
👉 Point:「作業員が清潔だった」「作業後の片づけまで丁寧だった」という口コミは、集客にも直結します。
事前確認を徹底することは、作業の失敗を防ぐだけでなく、「この業者は信頼できる」と思ってもらう第一歩です。
項目 | 内容 |
---|---|
顧客情報 | 住所・連絡先・駐車場の有無 |
清掃範囲 | 部屋数・設備・希望作業内容 |
現場状況 | 素材・汚れの度合い・水道/電気使用可否 |
使用薬剤 | アレルギー対応・素材適合性 |
トラブルリスク | 落ちにくい汚れ・破損リスクの説明 |
周囲配慮 | 騒音・共用部養生・作業マナー |
ハウスクリーニングの評価は、「汚れが落ちたか」だけではありません。
事前の確認・説明・配慮こそが、顧客との信頼関係を築き、リピーターや紹介につながる“見えない価値”になります。
「仕事の前にするべきこと」がプロをプロたらしめる。
それが、ハウスクリーニングの本質です。